引越しの荷物の中に
10年は経たないけれど
懐かしい写真を見つけて
手が止まる。
1回目 梅田町から川平への引越し。
がらんとした梅田町「きよし荘」に
ひとりで忘れ物を取りに行った帰り
涙が止まらなかったことを
思い出した。
日当たりは良くないし
2人と3匹が暮らすには
もう狭い部屋。
老朽化で解体が決まっていた為
もう住み続けることはできなかった。
2回目の引越しで
今、銀杏町に住んでみて
気がついた。
きよし荘が
思い出になったことに
気がついた。
モノクロで撮られた
きよし荘での生活の風景
毎日が特別な日常だったんだと
写真を見て思った。
まだあどけなさが残る自分の顔
出逢ったころの妻の顔
電車の音
日曜日の匂い
電線の空
弱虫の自分が出てくるから
思い出はダンボールに
そっとしまうことにします。
今日はまとまりませんが
日々は つづく
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